海外FXのメリット・デメリットは?注意点やリスクを国内FXと比較!

海外のFXは日本よりも多くのボーナスイベントを開催しており、高レバレッジ(ハイリスク・ハイリターン取引)である点で評価が高いです。

しかし、海外FXの取引のみに集中してしまうと、自分の財産を瞬時に無くしてしまう危険性もあります。

今回は、海外FXを始める前に知らなければならないことや、メリット・デメリットをわかりやすく説明していきます!

「海外FXってそもそも何?」「使い方がわからなくて不安…」という方はぜひ当記事を参考にしてください。

目次

海外FXとは

国内FXと異なる点を踏まえながら、海外FXについての説明をしていきます。

  1. 海外FXとは
  2. 海外FXと国内FXの相違点
  3. 国内FX・海外FXの違いを比べる

順を追って確認していきます!

海外FXとは

海外FXとは、「Foreign Exchange」を略した外国為替証拠金取引を指します。

海外FXは日本に拠点を置いていなく、国内のFX業者とは異なるので日本の金融庁の承認を受けていません金融庁のHPでは、登録していないにも関わらず金融商品の取引を行っている人物に警鐘をならしている海外FX業者も存在しています。

ですが、海外FXの運用は法に触れているわけではありません。

18歳以上の日本人の方は全員海外FX業者の利用が可能です。

海外FXと国内FXの相違点

国内FXにおける主な規定
  • 最大レバレッジは25倍という制限がある。
  • ゼロカットシステムの使用不可(追加保証金あり)。
  • 損失等を補えるボーナスの提供不可。

海外と国内におけるFXの異なる点は、国内FXで施行される金融庁の規則を見ると理解できると思います。

国内FX業者は日本の法律に従って「レバレッジ」「ゼロカットシステム」「ボーナスキャンペーン」の制約を受けています。

反対に、海外FX業者は「高レバレッジ」「ゼロカットシステム採用(追証なし)」「多彩ななボーナスイベント」の提供を行っています。

海外FXと国内FXの違いを比べる

FX業者海外FX国内FX
注文方式NDD方式が主流DD方式が主流
金融ライセンス海外の金融ライセンス日本の金融庁のライセンス
信託保全の義務化なしあり
取引単位1ロット10万通貨1ロット1万通貨
最大レバレッジ100倍〜無制限25倍
追加証拠金なしあり
口座開設ボーナスありなし
ロスカット水準20%前後50%・100%が多い
スプレッド流動性がある比較的狭い
取引プラットフォーム・MT4
・MT5
・cTraderなど
独自ツールを提供
税金15%〜55%
(総合課税)
一律20.315%
(分離課税)
入出金方法・銀行振込
・クレジットカード
・オンラインウォレット
・仮想通貨など
銀行振込
海外FXと国内FXの違いを比較

海外FX業者は金融庁の承認を受けなくて良いにも関わらず、高いレバレッジやボーナスをもらえます。そのため、日本よりも少ない金額で大きな利益を得られるのが魅力です

さらに、海外FXなら多くの取引業者が利用する多性能な「MT4(MetaTrader4)」や「MetaTrader 5」をタダで利用できます。

国内は制約が大きいですが、海外は自由に質の高い取引が可能です!

どちらも日本語には対応しているので、わからないことがあればすぐに相談しましょう。

海外FX口座のメリット

海外FX口座のメリットについて説明していきます。

海外FX口座のメリット
  1. 口座開設ボーナスで無料体験できる
  2. 小額から取引開始できる
  3. 高いレバレッジでの取引が可能
  4. ゼロカットシステム採用・追証なし
  5. 二つ以上の口座で取引可能
  6. ロスカット水準が低い
  7. MT4・MT5が使用可能
  8. CFDのレバレッジ取引も可能
  9. スキャルピングの制限が緩い
  10. 隠し立てしない環境の取引

順々に確認していきましょう!

口座開設ボーナスで無料体験できる

海外FX業者口座開設ボーナス
XMTrading 13,000円分
FXGT 15,000円分
iFOREX 15,000円分
BigBoss 5,000円分
Bybit 4,500円分
MYFXMarkets 2,000円分
IS6FX 23,000円分
海外FXの口座開設ボーナス一覧

メリット1つ目は「口座開設ボーナスで無料体験できる」点です。

海外FX業者は、新規口座開設のみ誰でも無料でもらえる口座開設ボーナスを提供しているところが多いです。

口座開設ボーナスは取引資金として使うことが可能なため、お金をかけずに海外FXの体験ができます。

国内FXでは入金が必須となるので、始めるハードルが高い人もいると思います。そのような方は海外FXでトレードを無料体験してみましょう!

小額から取引開始できる

メリット2つ目は「小額から取引開始できる」点です。

海外はハイレバレッジになります。レバレッジは小さい力で大きな効果をもたらす「てこの原理」と同様で、少ない資金でも大きな取引ができる重要な役割を持っています。

下の票は国内FXの最大レバレッジ25倍と海外FXのレバレッジ1,000倍で、ドル円を0.1ロット(1万通貨)保持するのに必要な証拠金になります。

FX業者必要証拠金
国内FX
(レバレッジ25倍)
約52,000円
海外FX
(レバレッジ1,000倍)
約1,300円
海外FXと国内FXに必要証拠金の比較

1ドル130円で考えると、国内FXで0.1ロットを維持するために約52,000円の証拠金がかかります。

反対に、海外FXの場合は、約1,300円の証拠金のみで0.1ロットの位置を保つことができます。

このように、FXに充てる資金を多く出せない方でも心配なく始められるのが海外FXの魅力です!

高いレバレッジでの取引が可能

海外FX業者最大レバレッジ
Exness無制限
XMTrading1,000倍
FXGT1,000倍
BigBoss2,222倍
easyMarkets2,000倍 (※MT5口座のみ)
LAND-FX2,000倍
IS6FX1,000倍
TitanFX500倍
海外FX業者の最大レバレッジ比較

メリット3つ目は「高いレバレッジでの取引が可能」な点です。

上の表は海外FX業者の最大レバレッジを比べたものです。海外FX業者は国内FX業者と比較してもレバレッジが非常に高く、Exnessのレバレッジは最大21億倍・実質無制限です。

例えば、10万円の証拠金から一発で500万円の利益を得たトレーダーも存在します。

少ない資金でもどんどん上を目指すことができる海外FX口座の一番のポイントですよ!

ゼロカットシステム採用・追証なし

メリット4つ目は「ゼロカットシステム採用・追証なし」な点です。

ゼロカットシステムとは、大きな損失を出しても、FX業者が補填してくれる制度を指します。

すべての海外FX業者はゼロカットシステムを取り入れているので、相場の急激な変動が起きても不要な借金を負う心配はありません。

追加証拠金がかかるリスクにもさらされないので、海外FX業者ならハイレバレッジで大きな取引にチャレンジできます!

2つ以上の口座で取引可能

メリット5つ目は「2つ以上の口座で取引可能」な点です。

国内FXでは1人1口座が一般的ですが、海外FXでは複数の口座を開いたトレードが可能になります。

通常、海外FX業者は「STP口座」と「ECN口座」の2つを提供しています。

口座タイプSTP口座ECN口座
レバレッジ高い低い
最低入金額少ない多く必要
ボーナスありない口座が多い
スプレッド広い狭い
情報量の多さ少ない多い
取引手数料なしあり
約定拒否・スリッページの有無少ないほとんどなし
海外FXのSTP口座とECN口座の比較

ECN方式とSTP方式の双方がNDD方式に含まれる注文取引方法ですが、STP口座は、高いレバレッジで売買を自動的に成立してくる口座です。ECN口座はより狭いスプレッド(取引コスト)で取引でき、その透明性が高いことが特徴です。

トレードの戦術によって口座を区別できるのは国内FX業者にはできません。

海外FXではECN口座はロースプレッド口座やゼロスプレッド口座、STP口座はスタンダード口座と呼ばれるのが一般的です。

ロスカット水準が低い

メリット6つ目は「ロスカット水準が低い」点です。

ロスカット水準とは

ロスカット水準とは、設定した水準に達したところで損失の拡大を防ぐ制度が発動することです。強制的にロスカット発動する基準にもなる証拠金維持率も同様の意味になります。

ロスカット水準は、取引環境に直結します。

海外FXのロスカット水準は通常20%が多いですが、国内FXの大多数がロスカット水準50%・100%です。

海外FXの方が強制ロスカットの証拠金維持率が低く、含み損に耐えることができます。リスクを抑えながら確実な利益を産むことも可能です!

MT4・MT5が使用可能

メリット7つ目は「MT4・MT5が使用可能」な点です。

海外FXの多くのトレーダーが利用しているのが「MT4(MetaTrader 4)」と「MetaTrader 5」という取引ツールになります。MT4とMT5はすべての海外FX業者が無料で利用できます。

MT4・MT5は取引から損益情報、チャート分析等を1つの画面から確認できます。さらに、外部から状態を知る手がかりやEA(自動売買システム)を取り入れることもできるので、細部まで分析することが可能です

FXは日本だけでなく世界規模の取引になります。高いレベルの取引ツールでトレードは国内FXではできません。

CFDのレバレッジ取引も可能

メリット8つ目は「CFDのレバレッジ取引も可能」な点です。

海外FXでは、FXと同様の口座で例のようなCFD商品を高いレバレッジで取引できます。

海外FXのCFD商品
  • 貴金属(金、銀、プラチナなど)
  • コモディティ(小麦やコーヒーなど)
  • エネルギー(石炭、原子力など)
  • 株価指数(NASDAQ総合指数、S&P500指数)
  • コモディティ(大豆、コーヒー、綿花など)

海外FXは国内FXよりも「CFD用の口座作らなくて良い」「数十倍〜数百倍のレバレッジで取引可能」という点が魅力的です。

そのため、為替とCFD商品の両方をハイレバレッジで取引したい人に最適でしょう!

スキャルピングの制限が緩い

メリット9つ目は「スキャルピングの制限が緩い」点です。

多くの国内FX業者「DD方式」を取り入れていますが、海外FX業者は「NDD方式」を採用することが主流です。

NDD方式とは

NDD方式は、No Dealing Desk(ノー・ディーリング・デスクの略)で顧客とインターバンク市場の間にFX業者が入らずに取引することを指します。FX業者が介入しないので、勝手にストップ狩りなどの操作を行えません。

NDD方式はディーラーの介入がないので、スキャルピング(ごく短い時間に、売買を何回にも繰り返して利益を上げる手法)などの問題にも対応できます。

※海外FX業者においてスキャルピングが禁止または制約があるのは、iFOREXになります。

海外FX業者であれば、スキャルピングも関係なくトレードが可能ですよ!

隠し立てしない環境の取引

メリット10個目は「隠し立てしない環境の取引」という点です。

海外FX業者が多く取り入れているNDD方式は、FX業者のディーラーを介入させないので、勝手な操作をされる心配をは不要です。

株式取引の売買成立までの遅れも少ないため、国内FX業者の取り入れているDD方式に比べて約定拒否が起きにくいです。

海外FXに不信感を抱く人は多いかもしれませんが、実際は海外FXの方が隠し立てのない注文方式を取り入れていますよ!

海外FX口座のデメリット

海外FX口座のデメリット
  1. 金融庁のライセンスがない
  2. 国内よりもスプレッドが広い
  3. 入出金に手数料・時間がかかってしまう
  4. 入出金にルールがある
  5. 信託保全が義務ではない
  6. 出金拒否をする粗悪なFX業者がいる
  7. 収益が多いと税金が上がる

順々に確認していきましょう!

金融庁のライセンスがない

デメリット1つ目は「金融庁のライセンスがない」点です。

海外FX業者は国内にに拠点を置いていないため、日本の金融庁のライセンスがありません。

ですが、海外FX業者が金融庁のライセンスを持っていてもメリットがほとんどないので、保有しないというのが正しいかもしれません。

理由として、日本の金融庁のライセンスを持った場合、サービス内容を日本基準である「レバレッジ最大25倍」「ゼロカットシステムの取り入れ」「ボーナスの提供禁止」に合わせなくてはいけないからです。

その場合、海外FX業者のサービスのメリットがなくなってしまうため、意図的に金融庁のライセンスを取らないようにしています。

全海外FX業者が危ないわけではありません。20年以上トラブルを起こさず日本人へサービスを提供しているところも存在します。

国内よりもスプレッドが広い

デメリット2つ目は「国内よりもスプレッドが広い」点です。

海外FX業者は国内FX業者と比較してもスプレッド(買値と売値の差)が広く設定されています。

理由としては、海外FX業者が「ハイレバレッジ」や「贅沢なボーナスイベント」など、トレーダーが利益を産みやすい環境を差し出しているからだと考えられます。そのため、手数料=スプレッドとして広く設定しているという仕組みです。

スプレッドの狭さのみを重視したいのであれば国内FXが適していると思われますが、海外FXにはスプレッドを超えた利点があることも頭に入れておきましょう!

入出金に手数料・時間がかかってしまう

デメリット3つ目は「入出金に手数料・時間がかかってしまう」点です。

海外FX口座へ振り込む際、金額によりますが手数料がかかる場合もあります。入金方法によってお金が到着するまでに時間がかかってしまうこともしばしばです。

出金するときも送金は海外からになるので、手数料の発生や着金に遅れが生じる可能性に時間があります。

海外FX口座への入出金時をしたいときは、手数料と時間をなるべく抑えましょう!

入出金に規則あり

デメリット4つ目は「入出金に規則あり」という点です。

国内FXは入金、出金どちらも銀行送金になります。反対に、海外FXは銀行送金や暗号資産・仮想通貨など様々な入出金方法を選択できます。

そのため、海外FX業者のほとんどは資金洗浄(マネーロンダリング)防止のために、下記のルールを設定しています。

海外FX業者の主な入出金ルール
  • 同一名義の口座やアカウントのみ入出金可能
  • 入金額までは入出金の方法を変えてはならない
  • クレジットカードから出金できるのは入金した金額まで
  • 出金には優先順位を設ける

決められた規則に従って手続きをしないと、入出金できなくなった・反映されなくなったといった問題が発生してしまいます。

海外FX業者を実際に使う前に、各仲介業者の入出金ルールを必ず確認しましょう!

信託保全が義務づけられていない

デメリット5つ目は「信託保全が義務づけられていない」という点です。

日本国内のFX業者は、FX会社が倒産してしまってもトレーダーの資産が守られる「信託保全」が義務づけられています。しかし、海外FX業者は日本の金融庁が指定したライセンスを保有していないため、信託保全が義務づけられていません。

信託保全を取り入れていないということは、仮に会社が倒産した場合補填されないので、かなり大きいリスクを負います

ある程度大きい金額を取引したい場合は、信託保全を取り入れている海外FX業者を選んだ方が良いでしょう。

出金拒否をする粗悪なFX業者がいる

デメリット6つ目は「出金拒否をする粗悪なFX業者がいる」点です。

海外FX業者のなかには、理不尽な出金拒否や口座凍結・利益の没収をする悪質なFX業者もいます。

特に新しく設立されたFX業者や日本人の利用者数が多くない・経験が浅い・口コミが少ないといった海外FX業者使わないほうが良いと思われます

海外FX業者を選ぶ際は慎重に、実績や信頼があるFX業者で口座開設から取引を行いましょう!

収益が多いと税金が上がる

デメリット7つ目は「収益が多いと税金が上がる」点です。

国内FXの利益には、収入に関係なく一律20.315%の「分離課税」が発生します。

反対に、海外FXの利益には累進課税である「総合課税」が取り入れられているため、課税金額が高くなるほど税金が高くなってしまいます。

所得の金額所得税率住民税率合計の税率
195万円以下5%10%15%
195~330万円以下10%10%20%
330~695万円以下20%10%30%
695~900万円以下23%10%33%
900~1,800万円以下33%10%43%
1,800~4,000万円以下40%10%50%
4,000万円以上45%10%55%
海外FXの税率 

上記の表は海外FXで得た収益から経費を引いた収入にかかる税率をまとめています。所得額が330万円を超過すると、国内FXよりも税金が高くなってしまいます。

一定の収入を得ることができるようになったら経費を申請したり、海外FXの法人口座を運用したりして税金対策を視野に入れましょう!

海外FXの注意点

海外FXの注意点
  1. 海外FXで取引は合法
  2. 信頼できる金融ライセンスを持っているか
  3. 分別管理の海外FX業者が多い
  4. ボーナスの出金不可
  5. 取引通貨の単位が国内FXと違う
  6. レバレッジの上げすぎ
  7. 1人で複数のアカウントを持てない
  8. 早朝・深夜はスプレッドがすぐに広がる
  9. 利用規約で禁止されている取引方法が存在する
  10. 稼ぎすぎると税金が上がる

順々に確認していきましょう!

海外FXで取引は合法

注意点1つ目は「海外FXで取引は合法」ということです。

海外FX業者は日本の金融庁から様々な警告を受けています。ですが、この警告を受けているのは海外FX業者であるため、トレーダーの取引は合法です

実際に数々の日本人が海外FX業者を使ってきましたが、逮捕や罰金のケースは存在しません。

注意しなければならないのは、日本の法律が適用されなかった場合です。その際詐欺にあってしまうと、対処ができなくなり大きな損失を取り返せません。

海外FXを利用するときはあくまで自己責任であることを念頭に、信頼できる海外FX業者を利用してください!

信頼できる金融ライセンスを持っているか

金融ライセンス取得難易度保有しているFX業者
イギリス金融行動監視機構 (FCA)最も難しいExnessグループ・XMグループ
キプロス証券取引委員会 (CySEC)とても難しいExnessグループ・XMグループ
モーリシャス金融サービス委員会 (FSC)ふつうXMTradingなど
バヌアツ金融サービス委員会 (VFSC)ふつうThreeTraderなど
英領バージン諸島金融サービス委員会 (FSC)簡単iForexなど
セイシェル共和国金融庁 (FSA)簡単日本向けのExnessやXM
海外FX業者の金融ライセンス

注意点2つ目は「信頼できる金融ライセンスを持っているか」ということです。

海外FX業者のほとんどが金融ライセンスを持っているので、その情報だけで信頼するのは危険です。なぜなら、書類上だけ存在する会社でも取得できる海外の金融ライセンスも存在するからです。

そのため、金融ライセンス自体の信頼性をもう一度見直す必要があります。業者がキプロス・イギリス・オーストラリア等の査定を通り、ルールがしっかりとしている国の金融ライセンスを持っているかを確認しましょう。

会社が信頼性の高い金融ライセンスを保有しているかどうかが、海外FXで口座開設をする際に重要なポイントとなってきます。

分別管理の海外FX業者が多い

注意点3つ目は「分別管理の海外FX業者が多い」ということです。

国内FX業者では資金の信託保全が義務付けられていますが、海外FX業者に信託保全の義務化はありません。

なので、信託保全を取り入れている海外FX業者はAXIORY (アキシオリー)などのごく少数です。

100万円を超える大きな金額を入金して取引を行う際は、資金の安全が保障されているFX業者を利用することをおすすめします。

ボーナスの出金不可

注意点4つ目は「ボーナスの出金不可」ということです。

海外FX業者でゲットできるボーナスは通常取引の元本のみの利用になるので、ボーナス自体の出金は認められていません

【Q】XMTradingの取引ボーナスは出金できますか?ボーナスを利用して得た利益は出金できますか?

【A】いいえ、全てのボーナスは取引目的にのみ付与されており、出金できません。ボーナスは、より大きなポジションを建てるため、また保有ポジションを維持するためにご利用いただく目的で付与されております。

ボーナスを利用して獲得した利益はいつでも出金可能です。ただし、ご出金の際にご出金額に応じて相応の取引ボーナスが消失いたします。

XMTradingのよくある質問より引用

原則ボーナスの出金はできませんが一部で認められていたり、ボーナスを資金として得た利益の出金ができたりもします。

HFMやAXIORYは、一部のボーナスを出金することができるキャンペーンも開催しています。

取引通貨の単位が国内FXと違う

注意点5つ目は「取引通貨の単位が国内FXと違う」ということです。

FX業者海外FX国内FX
1ロット10万通貨1万通貨
1ロットの金額10万ドル
(約1,300万円)
1万ドル
(約130万円)
海外FXと国内FXの通貨単位の違い

国内FXの取引単位は通常1ロット=1万通貨(1万通貨)になります。しかし、海外FXは1ロット10万通貨が主流です。

国内の感覚で何も知らないままトレードしてしまうと、一回で多額の損失を生む可能性があるので気を付けましょう。

レバレッジの上げすぎ

注意点6つ目は「レバレッジの上げすぎ」ということです。

海外FXにおいてレバレッジを上げるという行為はハイリスク・ハイリターンを示唆します。

最悪の場合、ロスカットの影響によって口座に入っている総資産を失う可能性も少なくありません。

海外FXでは、国内FXよりもレバレッジや資金の管理を厳しく行うようにこころがけましょう。

1人で複数のアカウントを持てない

注意点7つ目は「1人で複数のアカウントを持てない」ということです。

海外FXでは、複数のアカウントを作ることは禁じられています。メールアドレスを併用し、多数のアカウントを作成すること行為は海外FX業者で禁じられています。

理由としては、1人で多くのアカウントを所持してしまうと多くの特典を複数回受け取れてしまうからです。

メールアドレスや名義を変更すれば、口座を開くことできますが本人確認書類のアップロードした際に不正が見つかります。

不正が見つかった場合は、口座が使えなくなったり利益が入らなくなったりしてしまうので、1つのアカウントのみの開設に抑えましょう。

もし口座を増やしたい時は2つ目のアカウントを作らず、各海外FX業者からで口座を作成しましょう。

早朝・深夜はスプレッドがすぐに広がる

FX業者海外FX国内FX
スプレッド変動固定
メリットスプレッドが狭いスプレッドは変わらない
デメリットスプレッド拡大の可能性あり通常のスプレッドがやや広め
変動スプレッド・固定スプレッドの違い

注意点8つ目は「早朝・深夜はスプレッドがすぐに広がる」ということです。

大多数の海外FX業者は、時間帯からスプレッドが変動する「変動スプレッド制」を取り入れています。

市場へ参加する人数が増える日中と夜はスプレッドが狭いことが多いですが、早朝や深夜は現金化のしやすさ、取引のしやすさが低くなるためスプレッドが広がってしまいます。

また、経済に関する重要な発表やアメリカのFRB議長の要人発言等があると、スプレッド広がりやすい傾向にあります。

スプレッドの広がりはロスカットのされやすさに関係しているので、エントリー前にスプレッドが広がりがどの程度かを頭に入れておくようにしましょう!

利用規約で禁止されている取引方法が存在する

注意点9つ目は「利用規約で禁止されている取引方法が存在する」ということです。

海外FX業者で禁止されている取引例
  • アービトラージ(裁定取引)
  • 複数口座間での両建て取引
  • 遅延やレートエラーを狙った取引
  • 経済指標発表時のみを狙ったハイレバレッジ取引
  • ボーナスの不正取得
  • 窓開けや窓埋めのみを狙った取引

上記のような取引をしてしまうと、口座が使えなくなったり出金を拒否されたりするケースがあります。

特に「複数口座間での両建て取引」は、禁じられていると知らずに取引している方が多いので注意しましょう

稼ぎすぎると税金が上がる

注意点10個目は「稼ぎすぎると税金が上がる」ということです。

一律20.315%の「分離課税」がかかる国内FXとは異なり、海外FX業者は収入の多い人ほどより高い税金が課される「累進課税制度」が採用されています。

海外FXで儲けが出すぎてしまうと税金が上がり続けてしまいます。

海外FXでは法人口座も作ることができます!年収数百万円を超えるようになった際は節税の対策も始めてみましょう。

海外FX初心者におすすめの業者3選

海外FX業者特徴
XMTrading日本人の利用者数が一番多く、安全性が高い海外FX業者。
FXGT多くのボーナスイベントと仮想通貨FXに定評あり。
AXIORY取引費用の安さが魅力の新設業者。
海外FX初心者が安全に取引できるFX業者

海外FXが初めてで何もわからない方はXMTrading・FXGT・AXIORYの3社からFX業者を選びましょう。

全ての海外FX業者が日本で功績を成し遂げており、所持している金融ライセンスも信憑性が高いです。海外FX初心者でも利用しやすいと思います。

海外FXの注意点に関するよくある質問と回答

海外FXの注意点は何ですか?

海外FXにおいて、レバレッジの上げすぎは危険です。制限が一切ないレバレッジの取引も可能ですがハイリスク・ハイリターンなので、慎重な判断をしましょう。

海外FXに入出金で気を付けなければいけないことは何ですか?

海外FXに入出金する時に手数料・時間がかかる点です。また、出金の優先順位もあるので気をつけましょう。

海外FXの金融ライセンスを確認で気を付けなければいけないことは何ですか?

全グループ会社が信憑性がある金融ライセンスを持っているかに注目しましょう。

海外FXで両建てするときの注意点はありますか?

海外FX業者の多くは、二つ以上の口座の所有や両建て取引が禁じられています。規則を破るとペナルティが課せられてしまいます。

日本で海外FXを利用すると違法になりますか?

海外FXを日本で利用することは認めらています。違法ではありません。

海外FXは日本語対応していますか?

海外FXの多くは日本語の対応が可能です。公式サイトから担当者による対応があるのでサポートが手厚いです。

【まとめ】海外FXの注意するべきこと

海外FXを利用する際の注意点について詳しく解説してきました。

海外FXは国内よりも、高いレバレッジでの取引や多くの特典が付いてくる機能がたくさんあります。

ですが、国内FXよりはスプレッドが広く、収益が増えるほど税金も上がってしまう点は確認しておきましょう!

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